「で、これ結局開けていいのかな・・・?」
「一先ず、こちら宛てに届いてるしな・・・」
「でも、中身は何なんだろう?」
「さっきも確認したが、カードではないことは確かだな」
それぞれが、思案気に届いた茶封筒を見ていた。
「よし!蓮!!お前開けてみろよ!!」
「何故、俺が?」
「そうだ、秋山。お前なら大丈夫だ」
「何が大丈夫なんだ!?」
「俺の占いは当たる」
秋山さん、手塚さんにラリアット。
手塚さん、1000APのヒット。
で、結局。
「じゃ、せーので・・・いいね?」
他の2人も真剣に頷く。
「じゃ・・・せーのぉ!!」
ビリッ!!!
ガサガサガサ。
ババッ!!!
綺麗に四つ折りされていた白い紙を開く3人。
「な・・・・・!?」
驚愕の表情浮かべる秋山。
「わっ!!ライダーのお知らせだ!!やっと俺にも届いた!!!」
素直に、変なところで喜ぶ城戸。
「何気に、最初と最後のあいさつ文が失礼だな。カンザキ」
書かれていた文章に、つっこみを入れる手塚。
「スポーツ大会だって」
はしゃぐ城戸。
「今更親睦も何もない」
内容を読んでしかめっ面の秋山。
「いや、今はこの発行代数につっこみを入れるべきでは」
書かれている内容に各々がつっこみを入れる。
「それを言うなら、この組合自体が怪しいぞ。手塚」
「いつ結成されたのか不明だな」
「スポーツ大会、つまりは運動会だよな。お昼ごはん沢山作っていかなきゃ♪」
「しかも、関係者というのは誰なんだろうな?」
「ユイは・・・当てはまりそうだが・・・・」
「あ、おやつも用意しなきゃな」
「後は・・・北岡のところにいる、由良五郎か?」
「・・・関係者になるのか?」
「変身するじゃないか」
「まだなっとらん!!」
秋山さん、再び手塚さんにサブミッションホールド。
手塚さん、4000APのヒット。
「秋山、いくら俺でも死ぬぞ?」
「死んでないだろうが」
「お弁当は何がいいかな・・・・やっぱ卵は外せないよな!それから・・・・ウィンナー、サンドイッチとお握りもだ」
「しかし、どう思う秋山」
「どうもこうも、胡散臭いに決まっている」
「あ、二人ともお握りの具は何がいい?」
「梅」
「焼きたらこ」
「よし、蓮は梅で、手塚君は焼きたらこな」
「だが秋山、実際にこんな手紙まで届いたんだぞ?しかもご丁寧にお年玉切手で」
「それについては突っ込めないが、文章を読んでも怪しいだけだろうが」
「あ、当日飲み物は何がいい?」
「カルピス」
「アクエリ○ス」
「手塚君はカルピスで、蓮はスポーツドリンクな」
「これは他のやつにも確認を取ったほうがよさそうだな」
「ああ。それについては同意見だ」
「ではまず北岡か」
「そうだな・・・」
「サンドウィッチは何?」
「ハムとチーズ」
「卵」
「手塚君がハムとチーズ、蓮が卵・・・と」
「では行くか」
「ああ」
「あ、待てよ二人とも!!俺も買い物に行くから!!」
こうしてアトリ3人組は、家を出た。
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ライダー’S大運動会
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プロローグ・・・・・・・・・
もっと短くしようとしたらここまで、長くなってしまった;
この次からは、3日前、2日前、というように進めて行きたいと思っています。