「で、結局ライドシューダーなんだけど・・・」

「ああ」

「・・・・」

「あれって、何時持って行ってるんだろう?」


ライダーが降り終えたあとのライドシューダー。

一体誰が何時、持って行っているのだろうか。



「やはり・・・・カンザキシロウとモンスターか?」







――――――――その1 手塚海之――――――――


(皆が戦っている間)

『まったく、いつもいつも乗り捨てやがって、俺は回収業者じゃないんだぞ!?』

がったんごっとん。

ウィーン。

がたり。

『カンザキさーん。引き揚げ作業終わりましたー!』

『よーし、じゃあお前等、気づかれないうちにずらかるぞー!』

『あいさー!!』





「と、いう具合に、俺達が戦っている裏でカンザキシロウが・・・・」

「・・・ずらかるぞーって・・・・」

「手塚・・・」





――――――――その2秋山蓮――――――――


(皆が戦っている間)

『まったく、いつもいつも乗り捨てやがって、俺は回収業者じゃないんだぞ!?』

がったんごっとん。

ウィーン。

がたり。

『カンザキさーん。引き揚げ作業終わりましたー!』

『よし、ちょっと待っていてくれ』

なにやら書き始めたカンザキシロウ。

・不法投棄車両についての注意
・不法駐車における違法についての注意
・上記の罰金規則
・上記の懲役規則
・レッカー代請求

『よし。あとはこれを各自カードデッキに入れておこう。よし、お前等行くぞ』




「えぇええ!!レッカー代まで!?あれすんげー高いのに!!」

「ライドシューダーだって大型二輪の部類だ。運ばれるならレッカー代は必ずついてくるはずだ」

「確かに・・・秋山のいうとおりかもしれないな。ところで、城戸」

「へ?」

「レッカー・・・やられたことあるのか?」

「え!?・・・あ;・・・・ははははははははは;!!!!!!!

「うるさい」(ごん)

「あてッ!」








――――――――その3城戸真司――――――――


(皆が戦っている間)

『まったく、いつもいつも乗り捨てやがって、俺は回収業者じゃないんだぞ!?』

がったんごっとん。

ウィーン。

がたり。

『カンザキさーん。引き揚げ作業終わりましたー!』

『よし、じゃあ元の位置に返しておいてあとで乗って戻ろうとするライダーをぎゃふんと言わせてやろう』

『発車しまーす』



「ってなぐあいに・・・・・」

「一番無難かもしれないな・・・」

「・・・・そうか?」

「実際に、城戸はぎゃふんと言わせられたわけだし」

「ぎゃふんとは・・・言ってないけど・・・・・」












――――――― 実際。


「まったく、いつもいつも乗り捨てやがって、俺は回収業者じゃないんだぞ!?」

カンザキさん。一台ずつ素手で頑張ってトラックまで運ぶ。

「最後・・・ラストォ!!」

がったん。積荷完了。

「っは〜、終わった。ったく、あいつ等、人がせっかくもとの位置に戻しておけば、毎度毎度違法駐車、違法投棄しやがって!!」

車の運転席に周り、

「でも、これほっといたら、ナンバー登録してある俺の所に請求がくるんだよな・・・・」

げんなりのカンザキさん。

そのまま、車を発進。

「まぁ、戦いを強いてるのは俺だから、文句は言えないが・・・・せめて、お前等・・・・もっと回収しやすい大きな道に置いといてくれ。林の中じゃなく て・・・・」




「あぁ・・・・レッカー車とバイト・・・・欲しいなぁ・・・・」




ライダーデッキ各13種やライドシューダーに始まり、それぞれのバイザー、カード、ミラーワールドの破損の修復・・・・えとせとら。

お金が掛かりすぎて、レッカー車を借りれない。

お金が掛かりすぎて、バイトが雇えない。


何かとライダーの戦いはお金が掛かるのだった。












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最初はライドシューダーのことだけで終わらせる予定だったのが、
兄さんのお財布事情まで話しが伸びてしまった・・・。
でも、ライダーの戦いは絶対大金が必要だと思います。