りゅーきの秘密。




かめんらいだーりゅーき。

その、リューキという名前。

それは如何にして何時、決まったのだろうか。



「城戸、お前はいつリューキという名前に決めたんだ?」

「え、俺?」

昼下がりの午後、ちょうど客足も切れての休息時間。

手塚と真司は紅茶を片手にカウンター席に居た。

「えーと確か・・・俺のは・・・、蓮が俺に向かって『リューキか、早めに潰しておくか』みたいなこと言われ たときかな?」

「つまり、自分で決めたわけじゃないのだな?」

「そうだね」

ずずー。

ずずー。

「あ、手塚君、砂糖とって」

「ああ」

「サンキュ」

ぽちゃ、ぽちゃん。

ずずー。

「城戸、不思議に思わないか?」

「へ?」

「お前が変身した時、秋山は既にお前の変身後の名前を知っていた。お前が知らないのにだ」

「そういえばそうだ」

「そこで、俺は考えたんだが」

「うん」


ずずー。ずずー。


「実は、ライダーの間には回覧板か、もしくはお知らせが回ってるのでは?」

「つまりは?]

「『このタイプのライダーはりゅーきといいます。そして、このタイプのライダーはらいあと言います!!』み たいな感じだ」

「なるほど!あ、でも俺、そんなの見たことが無いよ?」

「俺も無い。つまり、俺達には故意に回されていないのか・・・・もしくは回せない事情があるのか、だ」


ずずー、ずずー。


「蓮には回ってたってこと?」

「ああ。秋山は毎回きちんとチェックしてるんだ」

「蓮ばっかずりぃ!」



「そんな訳あるか!!」

「いてッ!」

秋山さん登場。

「じゃあ、何故リューキの名前を知っていたんだ?」

「そーだぞ!!蓮!!お前ばっかり!!」

「そんなことしてないで、店の仕事をしろ!!」


「「あ」」



気がついたらお店には何人かの客。

蓮一人で相手していたらしい。









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DVD見たのですが、「りゅーき」の名前。

いきなりナイトに変身していた秋山さんが、おっしゃっていたような気がしたんですが・・・・

ちがってましたらごめんなさい。

因みに続きます。