ライダーズ保険。
「そういえば、城戸」
「ん?」
今日も今日とて、アトリの女性2人は町内会の寄り合いに赴いて、夕飯は勝手に・・・(以下省略)
で、あるために、只今手塚と城戸で夕飯のカレーを作っている。
因みに玉ねぎは、カレールー1パックで大玉5個。
そのうち2個を涙を零しながら、一生懸命摩り下ろすといった、手の込んだものだ。
因みに、りんごも摩り下ろし。蜂蜜なんかも入れちゃう。
りんごとハチミツ〜はうすばー○んどかれー♪
というのは、置いといて。
「どうしたのさ手塚君?」
玉ねぎを摩り下ろすため、目に沁みて沁みて・・・
先ほどからぽろぽろと涙を零している城戸。
「・・・・・」
と、ここでお決まりの誘惑という名の小さな花がポンと咲いた手塚。
涙と痛みで目をシパシパさせている城戸にツツーっと近づいて・・・・
「貴様は毎度毎度・・・何をしているんだ?」
「涙を流す城戸を優しく介抱してやろうと・・・・」
ごんっ!!
「で、何なんだ?」
「あ、そうだそうだ」
手塚から何かを問いかけてきたことを思い出した城戸。
「城戸、お前はきちんと保険に入っているのか?」
「へ?保険?」
「そうだ」
保険というのは、やはりあの傷害保険や災害保険といった保険だろうか。
まさか、保健体育の保健ではあるまい。
「いや、俺・・・会社が加入してる奴以外は・・・」
OREジャーナルでは、一応社会保険に加入している。
「いや、そういったものではない」
「へ?だって、保険って・・・?」
「俺が言うのはライダーズ保険のことだ」
「ラ、ライダーズ保険?」
ここで、カレーのルーを投入。
「城戸、お前カンザキシロウから何も聞いてないのか?」
「え・・・?ってことは、蓮も入ってるのか?」
「当たり前だ」
「毎月この通り通帳から自動引き落としだ」
と、手塚は懐から郵便通帳を取り出し、起用に片手でページを開き城戸の前に突き出した。
そこには確かに、『ライダーズ保険』という科目で毎月定額がひき下ろされている。
しかし。
「おい、手塚」
「何だ?」
「そこに書かれている名前を読め」
「・・・・
『秋山蓮』」
がんっ!!
「秋山、これは事故だ」
「何が事故だ!!このエセ占い師モドキ!!!」
「ちょっ蓮!!落ち着け!!!・・・あ、カレーの鍋かき回さなきゃ」
カレー完成。
と、同時にご飯も炊き上がった。
場所をリビングに移動。
「で、ライダーズ保険って何なのさ?」
「その名前の通り、ライダー専用に作られた保険だ」
「何かしらの怪我を負った場合、医者の診断によって決められた金額が入ってくる」
構成は通常の保険と同じらしい。
「それって何時入ったんだ?」
出来上がったカレーをしゃくしゃくと食べながら二人に聞く。
「俺はエリが倒れ・・・カンザキシロウにデッキを渡されたときだな」
「俺も、ユウイチが遣られて、自らライダーであることを決めたときに、カンザキシロウが現れて勧誘された」
つまり、2人ともライダーになった時に保険に加入したらしい。
「俺・・・勧誘された覚えないんだけど・・・・?」
一人不安になる城戸。
「なら聞いてみるか」
「え?」
「何?」
手塚の発言に驚いた二人。
そんな2人を気にせずに、リビングダイニングに置いてある鏡に向かう手塚。
「おい、カンザキシロウ」
続く
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ええ。続きます。
ってか、ついに保険。保険。
遣りたかったよライダーズ保険。
でも、内容が思いつかず、これもはっきり言って体当たり文章です。(爆)
この続きも出来るだけギャグで通していきたいと思ってます。
でも、手塚氏は何故秋山氏の通帳を持っていたんでしょうね?