運命。
何故、俺の占いが当たるかなんて考えたことがない。
何故なら、それが運命だからだ。
起こることへの変化が見られなかったわけではないし、出てきた運命とは逆のことをしたりもしたが、
結果は何も変わることはなく、いつの頃からかこれが『運命』という物など思った。
しかし、一度、大事な存在を亡くした時、それらはすべて絶望へとなった。
だからこそ、次はどうしても変えたかった。
けれど、変えたいと願いながら、変える事が出来ず、唯々何時もの様に決められた運命の上を歩いていた。
そして大きく動き出した運命の輪。
大切な人の死を予感した。
それは、当然の如く運命であり、避ける事の出来ない未来。
「次に死ぬのは・・・」
運命とは、人それぞれの解釈があるが、自分にとって運命とは避ける事の出来ない決定事項である。
けれど、
「どうしたんだよ・・・手塚君・・・?」
このままでは・・・
「次に死ぬのは・・・俺だ」
初めて運命に逆らってみたいと強く心から願った。
たとえ、これが神に逆らう大罪だったとしても。
蝉の鳴き声が響く夏。
「手塚・・・・なぁ・・・」
だんだんと冷たくなっていく自分の体。
残された時間がどんどん減っていくのがわかった。
――初めて、自分の手で運命を変えることが出来た。
「運命は・・・変わる・・・」
「お、おい・・・手塚・・?目を覚ませよ・・・なぁ・・・」
もし、自分が死ぬのだとしても、せめて、その時までお前に誇れる自分でありたい。
―――その時までは、横でお前の笑った顔を見ていたかった。
自分の命があと僅かなのだとしても、その時まではお前を守り続けたい。
―――せめて、その時まではお前のそばにいたかった。
もし、生まれ変わることが出来るのだとしたら、
今度はお前の横で一緒に笑っていたいな
―――なぁ、城戸。
「・・・目を覚ませって・・・・手塚ぁああ!!!!」
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むやみやたらに書いてます。(脱退チャレンジ継続中)
なんか手塚君じゃないよこれ・・・。
っていうか、海真じゃなくて、手塚と雄一君のような感じだよー。
っていうか、ギャグやほのぼのじゃなく暗めなのが書きやすいってのーは、
疲れてるんでしょうか・・・・・・・?
以前の調子に戻れた暁には、スランプ部屋を作って、
スランプ中と思った作品を全部収めよう。
もしくは、一回頭っから書き直そう。うむ。