45話より。
OREジャーナルが差押えられ、大久保はパソコン片手に、勝手にアトリの一角に会社を作ってしまった。
次の日、朝早くからアトリ(一角にある会社スペース)にやってきた大久保。
それを他の客と同じように接する秋山。
「いらっしゃいませ」
「おお。おはよう」
「ご注文は?」
「あ、昨日と同じやつを」
「畏まりました」
「いやぁ〜悪いね、こんな風にお店の一角を借りちゃって・・・」
「・・・・」
「ああ、そうだ。これ」
「いや、俺は・・・」
「真司の友人なんだから、チップぐらい弾まないとな」
「・・・・・・」
手に握らされた一枚の紙。
それを開くと・・・・
「ッ!?」
(こ・これは・・・・!?)
暫くして。
「お待ちどうさまでした。こちらダージリンのストレートです」
「ああ、サンキュー!」
「あと、こちらはサービスです」
「おお、わっるいねぇ〜♪じゃぁ、お礼に、もう一枚」
「ありがとうございます」
再び渡された紙。
今度は皺にならないように慎重に受け取った。
それは一枚の写真。
「真司のやつ大学時代に色々面白かったからなぁ〜」
パソコンを弄る大久保が一人呟く中、カウンターの奥へと引っ込んだ秋山は手渡された写真を大事そうに単行本の隙間に挟んでおいた。
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いったい、どんな写真をもらったんでしょうね。秋山氏。
きっと城戸曰く、恥かしい写真なんでしょうね・・・・・。
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