逆転・・・?










カウンター


本日のアトリの夕飯。
女性陣(以下・・・)

城戸が魚市場での取材にて、いただいてきたメロの西京ミソ付けと、マグロの赤身のブツ。
ちなみに冷凍ではなく、生のものだという。
それから炊きたて新米と、本日はアゴ出汁(トビウオの出汁)を使用したお味噌汁。
具はシンプルに、わかめと豆腐だ。
野菜ものには、小松菜のおひたしにカツオの削り節をかけたもの。
城戸特性糠床の春キャベツ付け。
春キャベツは柔らかく水分が多いので先に塩を振って少し水分を出しておくのがコツだとか。
わざと古漬けにしたキュウリ2本。
近くのお惣菜屋で買ってきた、懐かしい味の煮物。

テーブルに、所狭しと並べられた夕飯。





を、掻き込むがごとく食べていくアトリ3人組。



「さて」
「ごちそうさまでした」
「・・・・」

無言で手を合わせる秋山。

「何を話そうか?」

切り出した城戸。

「そうだな・・・・」

悩む手塚。

「別に話すことなど何も無いだろう」

無理に会話に持ち込むな、と秋山氏。

「だってさ、なんか話したいじゃん、今までの流れ的に」

夕飯の後に、3人で茶をしばきつつ会話、それが、ここ最近の流れ。

「別に」
「付き合いワリーッ!!」

素っ気ない秋山の態度に、怒る城戸。

「手塚君もそう思わねー?」
「秋山・・・・」
「何だ・・・?」

城戸の言葉に、便乗するように名前を呼ばれ、いっそう訝しげに手塚を見やった。

「俺達、結婚することになった」

城戸の手を掴んで抱き寄せる手塚。

「え、っちょ何!?」

パニックになる城戸。

そして・・・・・・


「勝手にやってろ」

さめてる秋山。






「付き合いが悪いぞ秋山」
「そうだぞ蓮」

せっかくネタを振ったのに、と手塚。

「お前の考えは、分かり安すぎて詰まらん」
「いいじゃないか分かりやすいって」
「そうだぞ。下手に分かりにくすぎては、読んでくださっている方々に迷惑だろう」
「そうだそうだ」
「ちょっと待て」

待て、と秋山氏。

「『読んでくださる方々』というのは・・・いったいどこのどいつだ?」
「・・・それを言ってはいけないお約束だ」






「でも、蓮は解り難けりゃいいっつー事だよな?」
「そんなことは言ってない」
「だって解りやすいのはいけないんだろ?」
「捻りが無いのがつまらないと言ってるんだ」
「捻りねぇ・・・・」

悩む城戸と手塚。



例えばだ・・・・


「いつもと逆転のことをしてみる」

と切り出した手塚。

「「逆?」」

疑わしげに見やる秋山に、首をかしげる城戸。

「そうだ。いつもだったら、俺が城戸を抱え込み・・・」

手塚に引っ張られる城戸。

「んで俺が赤くなって・・・」
「秋山が怒って面白い」
「面白いは余計だ」

ごん。
手塚の頭にこぶしが落ちた。

「それの逆をいってみればいいのでは?」

つまるところ・・・

「秋山が怒って・・・」
「城戸が赤くなって」
「手塚君に引き寄せられる・・・?」

さー台詞をつけてみよー♪






『城戸!!お前・・・それは本気で言ってるのか!?』
『な、なんだよ!!悪いかよ///!?』

ここで、手塚氏登場。

『城戸、秋山は放っておけ』
『て、手塚!?』

手塚に腕を引っ張られ、真っ赤な城戸は手塚の腕に抱え込まれてしまった。

『え、ちょ・・・手塚・・・///』
『城戸を離せ、手塚ぁ!』



「何があったんだろうね・・・?」
「本当だな」
「収集がつかなくなるんだったら、最初からやるな」




さて。


「続かないな」
「続かねーな」
「無理に続けなくてもいいだろうが」




というわけで、本日は何のオチもつかずに終わり。
ちゃんちゃん♪




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収集つかなくなった。






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