※『2.今、この瞬間』を先にお読みいただくと、猶一層面白いかと・・・・。


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5.遅すぎた告白







――――『ファイナルベント』


ミラーワールド内に響く、機械音声。
暫くすると、契約モンスターに乗っかり、サーファーのようにファイナルベントをかます仮面ライダーライアと、
黒い羽に包まれ、高速回転しながら上空からファイナルベントをかましてくる仮面ライダーナイト。

爆発音の響いたミラーワールド。

そして。



「はぁ・・・はぁ・・・」

「・・・ッ・・・くぅ・・・」



なんとか、粒子化する前にミラーワールドを出れた2人。


しかし、過酷な戦いのため現実世界に戻ってきても壁にもたれたり、地面に座り込んでしまったりと動けそうも無い。




暫くは深呼吸をし、何とか疲れを癒そうと勤める秋山と手塚。




「なぁ・・・秋山」
「・・・何だ・・・・?」




苦しげに口を開く手塚に、何か重要なことがあるのかと、苦しいながらも秋山は口を開いた。





「実はな・・・・」
「・・・・」




苦しげな手塚の吐息。
秋山は、未だ重い体を手塚の方に向け、出来るだけ手塚の声が聞こえるようにした。






「・・・お前が1週間前に飲んだ牛乳なんだが・・・





 実は賞味期限が4日過ぎていたんだ」







「飲む前に言わんかッ!!!!」









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遅すぎた告白。
はい。遅すぎですね。
こういう場合は、見かけたら直ぐに声を掛けましょう。