3.嘘つきな君
「・・・っ!!」
「何か分かったのか!?」
アトリ。
手塚君は次に倒されるライダーを占うと言った。
「・・・・次に死ぬのは・・・・」
「・・・・」
「俺だ」
「え!?」
そう言って至極真面目な顔つきに俺は焦っていた。
「だが、俺は運命を変えるためにいる。このまま簡単には死なない。安心しろ」
「そ・・・そうだよ・・・ね」
優しく笑いながらそういってくれた君。
なのに・・・
「何で・・・運命を変えるんだろ!?今ここで死んじまったら運命、変えられねーだろうが!!目を覚ませよ手塚!!!」
「本当は・・・・俺じゃなかった・・・・」
「・・・え・・・?」
「・・・・お前だ・・・」
「て・・・」
「運命は・・・変わる・・・」
「お、おい・・・手塚・・?目を覚ませよ・・・なぁ・・・目を覚ませって・・・・手塚ぁああ!!!!」
嘘つきな君は、そのまま満足した顔で二度と目を開くことは無かった。
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ちょっとDVDで手塚さんが倒れるところをこの頃見たので・・・・。